知性の種

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今朝、起きがけに息子が突然、

「お母さん、息子くんわかったんだけど、携帯をさあ?指で触ると反応するのに、爪とか…こことかで触ると反応しない」

とつぶやいた。私はまだ電気もつけていない寝室で、それは静電容量方式というんだよ、体の中にちょっとだけ電気が流れてるから、電気が通る指では反応するんだけど、爪は電気が通らないから反応しないんだよ、というような噛み砕いた説明をした。

息子はおどけながら、じゃああとは、鼻もタッチできるねと笑い、あごもほっぺもとニコニコしてから、朝ごはんはきなこのお餅にしてねと言った。

このごろ、息子が大きくなり喋るようになってから、私はこうして息子の疑問に答え、先々で芽吹くかもしれない種を蒔くのが仕事なんだなと思うようになってきた。

私は子供が得意ではないが、子供の知性についてはすごく、すごく好きだ。

大人が見過ごしてしまいそうな取るにたりないことを真剣に観察している横顔や、こうしたらどうなるんだろうと試しているところも好きだ。失敗もよくするが、頭ごなしに怒らずにまず話を聞いてみると、だいたいきちんと理由がある。たまに「理由はないけど、やってみたかった。やってみたら失敗した」というのも、気持ちがよくわかる。大人もそうだから。

とにかく私の育児は観察・観察・観察で、それを愛と呼べるのかどうかわからないが、だけどきっと私の愛は観察することだ。

産んでからずっと、息子の知性がどう芽吹いていくのかを観察してきた。多分これからもそうだと思う。大樹のように育って上の方は見えなくなるかもしれないし、そうなってほしい。

peaco

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